top of page
特産品のねずみ大根と
あまもっくらな味、
おしぼりうどん
芭蕉も詠んだ辛み大根、
坂城町のねずみ大根
俳人松尾芭蕉が更科紀行のなかで「身にしみて 大根辛し 秋の風」と詠んだように、古くからこの坂城町の一部地域で栽培され、親しまれてきた辛味大根が「ねずみ大根」です。「何でそんな名前なの?」とよく聞かれますが、百聞は一見にしかず、その形をご覧いただくと納得していただけます。その形状は、首の部分よりも下の方が膨れており、根の先端はねずみの尻尾のようにも見えることからその名の由来があります。
坂城町でしか作れない
あのカタチ
「あいさい」がある坂城町は年間降水量が非常に少なく、野菜の適作地とはいい難い自然環境にあります。そうしたなか、ねずみ大根は昔から「鍬で耕せば火花が出るような小石混じりの畑」が栽培に適しているとされ、他の土地ではねずみ大根本来の形や風味は出せないとされています。
病みつきになる
謎の味覚、あまもっくら
11月になるとねずみ大根自身が寒さから身を守るため、大根内部にでんぷん質をさらに蓄えることから、辛くしかも奥行きのある味になります。また、「あまもっくら」と呼ばれる、辛さの後にほのかに感じる甘さが特徴です。そしてこの味を活かした食べ方は何と言っても名物の「おしぼりうどん」に尽きるでしょう。
これは、ねずみ大根のしぼり汁に味噌のほか、ネギ、かつおぶし、クルミなどの薬味をお好みで入れ、釜揚げうどんをこの汁に浸けて食べる料理です。食べると辛さが口の中に広がり、汗をかくほど体全体が温まってくる地域を代表する伝統食です。辛いけれど美味しい、病みつきになる逸品です。
その味わいをあいさい食堂でお試しください!
bottom of page